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2012-07-10(Tue)

裁判、初・参加してきました

7月6日、館山市と金丸市長に対する住民訴訟の第一回口頭弁論に参加しました。

裁判所法廷に当事者として足を踏み入れたのは、初めてのことです。

4月6日に原告(館山住民16名)が訴状を提出し、
それに対する被告側からの答弁書が7月4日夜、
原告代表宛にFAXで届きました。
実際に原告が答弁書を目にしたのは裁判前日です。
(答弁書回答締め切りは6月29日だったようですが・・・)

当日、千葉地方裁判所で
多見谷寿郎裁判長と裁判官、書記官、
原告出席者9名が原告席に座り、
被告側は代理人の弁護士、市の職員など数名。
その他、傍聴人席34席が満席で、入れない人もたくさんいました。
館山や鴨川等からも、50名を超える原告応援者が駆けつけてくれたからです。

意気込んで臨んだ裁判でしたが、
ほんの10数分程度で終わってしまいました。

「答弁書に対する反論は?」と裁判長から聞かれ
「昨日みたばかりなので答えられません」
という原告回答に対し、
「では次回までに準備して下さい」
ということで終了となりました。

原告側が、
資金的余裕もないので弁護士を立てずに皆で力を合わせて智恵を絞っている、
回答期限にも猶予が欲しい。
また、答弁書をきちんと事前に読み込むためにも
被告からの答弁書は、当然、期限厳守で提出して欲しい、

という発言をしたところ、

裁判長は、
「原告16人もいるのだから、弁護士を雇う費用くらい集められるでしょう」
だそうです。


今回、「用途廃止が行政処分にあたるかどうか」
(そうでなければ住民訴訟の要件を満たさないことになる)
という入り口部分での争いになるだろう、ということを想定して、
原告側は準備書面も予め作り、提出していましたが、
これも、被告側はまだ読んでいなかったということでした。

さらに、原告側が訴訟に至った真情を裁判官に少しでも理解して欲しい、
と事前に口頭での「意見陳述」を希望する旨を申請していましたが、
答弁書の反論がまだだから、という状態で
意見陳述もさせてもらえずに終了となったのです。

次回、8月31日という期日が決められ、
それまでに反論を準備する、ということになります。


坂田の残土問題、詳細はこちらもご覧下さい。







ちなみに、
原告代表が予定していた意見陳述の原稿は、
以下の通りです。


私たち原告団は、残土埋め立て計画地である坂田の住民、それから隣接地である波左間や西岬地区の住民です。計画地内には、館山市所有の公共用水路があり、(これを以後「坂田川」と呼びますが)、この坂田川が流れ出す海域に漁業権を有する波左間漁業協同組合の役員も含まれています。

坂田川は、カワニナやサワガニも生息する清水で、この川の滋養が海に流れ出て、豊穣な海の形成に大切な役割を果たしています。
今回、このきれいな川の上流部分のみ市は勝手に雑種地に変更し、事業者服部回漕店に払い下げ、服部回漕店はそこの調整池を作り埋め立てます。この工事が始まって以降、急速に坂田川の下流に土砂が堆積してぬかるみ、海域の海藻類にも影響が出始めました。
この残土埋め立てにより、川や海に汚染が生じると、波左間の住民や漁協にとっては死活問題であるため、市や業者に何度も説明会の開催を求め、また、河川や海への影響についての調査を依頼しましたが、全て無に終わっております。

さらに、残土搬入路は、西岬地区住民にとって唯一の生活道路ですが、歩道も未整備で大変危険です。ここを1日平均140台前後の大型ダンプカーが往復すると聞き、交通安全についてもとても心配しています。また、この道路は海水浴場が連なるこの西岬地区への観光道路でもあり、観光面でも影響を懸念しています。

このように、これまで何の説明もなく、館山市が坂田川の上流を払下げたことにより残土埋立て事業が始まることに、波左間はじめ西岬住民は大きな生活の不安を感じています。市が坂田川を払い下げるにあたり、同意が必要な利害関係者として波左間漁協も名乗りをあげましたが、これも無視されました。下流部隣接地を借りて畑を開拓していた会が払い下げを申し入れしましたが、これも無視され、一般競争入札にもかけず33万円という安い金額で払い下げられました。

今回、坂田川を雑種地に地目変更したスピードはあまりに手際が良く、公共物を適正に管理するよりも営利私企業の便宜を優先させたと考えざるを得ません。簡単に払い下げ、埋め立てするのではなく、護岸工事等で川を保全させる方法をとるのが通常のやり方ではないでしょうか。

坂田川の用途廃止、払い下げ手続きは、訴状に記載している通り違法性があることはもちろんのこと、それだけでなく、観光立市をスローガンにかかげる市として、他県から排出される残土を「残土も産業だ」と言って容易に受入れる市長の気持ちが全く理解できません。

我々原告は、住民の生活の安全と海の環境を守るために、残土受入に反対するものです。
館山市が、住民の意見も聞かず一方的に業者に対して水路の払下などをしたことは許しがたく、今となっては他に方法がなく、やむを得ず裁判を起こしましたが、裁決をお願い致します。
また、当原告は、弁護士を頼むだけの資金力もありませんので、皆で力を合わせて裁判を行うつもりですので、裁判所の皆さまには大変、迷惑をかけることと思いますが、宜しくご指導のほどお願い致します。
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ありがとう。

夢をみました。海の美しい浜辺でバーベキューを楽しんでました。使った食器、油のついた鉄板を海で洗おうとしたら、地元の方に怒られました。すると、山に別荘をもっているという都会の人がやってきて、『オレの敷地に流れている川で洗ったらいいよ』と言ってくれました。「ありがとうございます。でも、海に流れるんですよね?」 『心配いらないよ。もし文句を言ってくる奴がいたら、裁判で勝負してやるから』「裁判って、弁護士さんとかお願いするから、時間もお金も、結構かかるんですよね?」『だから裁判なんだよ。俺は、地元のやつらが汗水たらして納めた税金を食って生きてる公務員。地元の金で弁護士を雇って、地元を抑える。すごいだろ?(笑)』「何人雇うんですか?」『それは言えない。』「普通は1人ですよね?」『○○○だ。』「あなたって、わるですね。。。」 マスコミも注目してますね。わるの正体、みんな知りたいです。合い言葉は勇気!みたいに、皆さんに女神の微笑みがもたらされますように。時代の後押しがありますように。

弁護士費用について

裁判官のコメントを現市長側の立場で聞くと、「あなた方が雇った弁護士費用は、いったい誰のお金ですか。本来であれば、正々堂々やりましょう、お互いの立場に弁護士をおく。それが、市民の代表である市長の仕事、役回りではなかろうか。」という痛烈な皮肉にも聞こえます。未来の市長さんには、そうい器であってほしいです。
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プロフィール

むろあつみ

Author:むろあつみ
2010年に館山市に移住。
2017年館山市長選挙に挑戦。
2022年館山市議会議員(2期目)辞職

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