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2016-03-24(Thu)

議会最終日の討論 1/2

3月議会の最終日。
年度末ということもあり、駆け込み議案追加や議員からの発議案も多く、
合計43の議案の採決を2時間以上かけておこないました。

この中で、私は2つの議案に対し、
討論を行いました。
2回にわけて討論全文を掲載いたします。

その1) 食のまちづくり計画について
(その2) 議員報酬改定についてはこちら

平成28年度一般会計予算が賛成多数で可決された後、
議員から「附帯決議」の動議がなされ
「発議案第6号」として追加されました。

発議案第6号 食のまちづくり
(発議案第6号の内容)

これに対し、行った討論の全文が以下です:

ただいま提出された附帯決議に
賛成の立場で討論致します。
ただし、全面的な賛成ではありません。

同意できるのは、豊かな海と食材を生かした
地域経済の活性化を目指す「食のまちづくり」の考え方と、
これを推進していこうという点です。

しかし、その手法については異論も持っています。
確かに、「拠点施設の整備」に関して、
公設の前提で進めてきた基本設計がほぼ完成した時点で、
いきなり民設民営化という大方針の転換には、
関係者が戸惑うのも無理はありません。

しかし、これまで「食のまちづくり」構想に関する説明を
聞いてきた限りでは、拠点整備に関する
具体的な事業計画が全く見えません。
施設を作れば将来にわたって維持管理の問題も出てくるので、
このままこの地に何億円もかけて大丈夫なのか、

という懸念はぬぐえません。
市内には使われなくなった施設もたくさんある中で、
保田小学校のような形も含め、慎重に様々な方策を検討した結果、
どうしてもこの地に新規施設が必要だという
確たる合意ができているのでしょうか。

一般質問でも少し触れた岩手県紫波町の
「オガールプロジェクト」の経緯を聞いてみて、
民間ではごく当たり前のことが、これまでの公共施設では
行われていなかったことに気づかされました。
このプロジェクトでは、市の土地に民間が
公共施設を含めた施設を作ったのですが、
まずテナント集めに1年をかけて、
各テナントが支払える家賃を聞いて、
それを元に施設を設計しました。
その結果、当初考えていたよりもずっと安い金額で
施設を作ることになったそうです。

宿泊施設の稼働率も高く、視察も相次いでいます。

“拠点さえできれば”という思いだけが先行しては、
「仏作って魂入れず」となりかねません。
「食のまちづくり」の基本は“地産地消”にある、
と考えています。
先日、市長はじめたくさんの市の職員の方も参加されていた
「里山資本主義と安房の再生」というセミナーでも、
地域活性化のために必要なことは
「地産地消」と「地域内経済循環」だと訴えられていました。
北海道のニセコ町が運営する道の駅の農産物直売所には
100%地元産のものしか置いていないそうです。

一方、市外から多くの視察者も受け入れている
公設の「渚の駅」で地元産の土産物がほとんどないことには
本当に驚きがっかりしました。
館山でとれる海の幸、野菜は
どれだけ市民に愛され食されているでしょうか。

学校給食、飲食店、小売店でも、
地産地消の徹底に向け、やるべきこと、できることは
まだたくさんあります。
多額の税金投入の前に、立ち止まってよく考える、
というのは悪いことではありません。
理念の追求と具体的な事業計画の入念な検証を行った上で、
行政と民間がそれぞれの役割を発揮しながら
地に足の着いた「食のまちづくり計画」を
進めていって欲しいと考えます。

以上、発議案第6号への賛成討論と致します。



H280323写真


【ご参考】
館山市議会
館山市議会議員会派別HP



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